ねむたいひつじ

新旧問わず、BL漫画のレビューやらを気ままに書いてゆくブログです。
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拝啓、兄さん様/田倉トヲル
 ◎あらすじ

豊は、歳の離れた兄・稔が大好きだ。
しかし、稔は高校卒業とともに家を離れたままで、
豊たち兄弟の間は、ずっと続いている手紙のやり取りが繋いでいる。
ある日届いた手紙には、八年ぶりに見る稔の写真が同封されていた。
そして、その夜、稔が家に戻ってきた。稔と過ごす久しぶりの夏。
やがて稔への想いが「兄」 に対する以上の意味を
持ちはじめたことに気づいた豊は……。

◎感想 ※ネタバレ注意

兄弟モノということと、表紙の絵がきれいだったので手に取ってみた作品です。
結果、大当たりでした。私はこの作品すごい好きです!

一冊まるごと表題作で、兄(稔)×弟(豊)のカップリングのお話です。
本当の兄弟、つまり血の繋がっている兄弟が恋をしてしまうという設定です。血の繋がっていない兄弟よりも、血の繋がっている兄弟のほうが禁断度が増すので私は本当の兄弟のカップリングのほうが好きです。萌えます・・・!

”兄として” ”弟として” ではなく、一人の人間として好きになってしまった。というもどかしさ、兄弟だから本当の思いを伝えることができないという切なさが伝わってきて、読んでいて胸が苦しくなりました。
田倉さんの繊細で美しいイラストが物語とマッチしていて、とても良かったです。

まだメールやネットが普及していない時代で、8年間も兄弟で手紙のやり取りをするというノスタルジックな雰囲気や、そうめん、りんご飴、夏祭りという夏の爽やかさ、モノローグが手紙の文体で綴られているところなどが素敵でした。

切なさの中にも萌えるシチュエーションがたくさん散りばめられており、何度も悶えさせられました。
やっぱり、りんご飴を口移しで食べさせるシーンがいちばん萌えました。あのページからは只ならぬ色気を感じます。
その他にも、兄が弟をお姫様抱っこして寝室まで運んでいくシーンとか、頭ぽんぽんしたり、おでこにちゅーしたり、おひざの上でだっこしたり、手を舐めたりするシーンがあったりして・・・たまらなかった。この兄弟に本気で殺されかけられました・・・
えっちシーンは一切ないので、もしかしたら物足りないと感じる方もいらっしゃるかもしれません。

それから個人的に、豊くん(弟)が稔くん(兄)のことを「兄さん」って呼ぶのに激しく萌えました。やっぱり血の繋がった兄弟って良いなぁあああ…!

兄弟モノが好きで、尚且つ切なくてもどかしいお話が好きな方にオススメの作品です。

この方の前回の作品も読んでみたくなりました…!。

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BL漫画レビュー | - | -

ゆめゆめ心中/小嶋ララ子
◎あらすじ

子どもの頃の記憶がないゆずるは、何度も同じ夢を見ていた。
小さな神社で誰かと遊んでいる夢。
けれど、いつも相手が誰なのかわからないまま目が覚める。
そんなある日、弟の良介が同級生のたくみを家に連れてくる。
ゆずるは、おぼろげな記憶の中で、たくみがゆずるのかつての幼馴染みで初恋の相手だと気づく。
憶えていてくれて嬉しいと言うたくみ。
再会できた初恋の相手に、ゆずるは再び惹かれていくが…。


◎感想 ※ネタバレ注意

ララ子さんの3作品連続刊行の3作品目のおはなしです。
表題作の「ゆめゆめ心中」というお話と、「羊の楽園」というお話の2本が収録されております。

ララ子さんのコミックスは全巻持っているのですが、今回の作品は今までで一番重くて暗くて痛い作品だと思います。ホラー要素もあります。
私はどちらかと言うと、ほんわかしたお話のほうが好きなので「今回のはどうかな…?」と読む前から若干心配していたのですが、読み始めたらページをめくる手が止まりませんでした…!
物語が進んでいくにつれて謎が深まっていく感じです。ミステリー要素も少しありますね。

ララ子さんはこの単行本を発売するにあたって、自分らしさを全面に出すために本誌で連載していたものをほぼ全て書き直したみたいです。
それと、ララ子さんは子供のころから日本のホラー漫画が好きだったみたいです。
初期の頃の作品は結構ほんわかしたお話が多かったので、まさかホラー好きとは…思ってもみませんでした。 意外…!

個人的にはゆずるくんより、たくみくんのほうが気になります。
この作品はこれ1冊で完結ではなく 、2巻まで続くみたいなので、早く2巻を読みたい!すごい中途半端なところで終わったので続きが気になります。
2巻はいつ発売されるのでしょうか…?

もう1つの「羊の楽園」というお話もなかなかダークでした。
操くんのヤンデレ臭が半端なかったです。
読んでいて苦しかった…!
ハッピーなほもとは正反対です。

今回の作品は全体的に暗いお話なので、ララ子さんのほんわかした作品が好きなひとは、なかなか受け入れられないと思いますが、ララ子さんらしさ溢れる作品になっているのではないかなと思いました。

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花のみやこで/宝井理人
◎あらすじ

辻村医院の次男として生まれた辻村基晴は、幼い頃に出会った友人・蓮見晶にずっと想いを寄せている。一度告白したものの受け入れられず、距離を置かれてしまう。それでも晶と同じ大学に進み、同じ研究室に入る。基晴は葛藤しながらも、すべてを忘れようと芸妓遊びの日々を送っていた。そんなある日、晶に一緒に帰らないかと誘われ、昔に戻ったような感覚になる。友人としてでも隣に居られるのなら──そう思っていた基晴だったが…


◎感想 ※ネタバレ注意

花のみぞ知るのスピンオフ作品です。
スピンオフ作品ということなので有川くんと御崎くんのラブラブライフ中心になっているのかと思いきや、表題の作品は、花のみぞ知るに登場していた辻村教授の若かりし頃の切ない恋愛のおはなしでした…!

しかも、若かりし頃の辻村教授が好きになった相手は御崎くんのおじいちゃん。御崎くんのおじいちゃんの旧姓は「蓮見」だったため、最後の最後まで蓮見くんが御崎くんのおじいちゃんだと気がつきませんでした。
でも読んでいくうちに蓮見くんは御崎くんとどこか似ているなと感じていました。

漫画を読んでこんなに切なくなったのは久しぶりです。少しホロリときました。
辻村教授が過去にこんな大恋愛をしていたとは…
そして若い頃の辻村教授美しい。

両思いなのに最終的に結ばれないという悲しさ。
家柄や時代背景などからして、しょうがないことなのでしょうけれども本当に切ないです。
昔は同性同士とか関係なく、家の都合で本当に好きな人と結ばれることはないということが珍しくなかったと考えると、今はずいぶん自由に恋愛できる世の中になったんだなと気付かされます。

「近づきすぎたら いつかお前と一緒に居られなくなった時 きっと僕は耐えられない」という蓮見くんの台詞にジーンときました。
お互いずっと昔から大好きだったのに思いを伝えた途端に離ればなれ。悲しすぎます。

最後の2ページ、辻村教授の「君がこの研究室に来てくれて 僕はとっても とってもうれしいです」という台詞から、研究室に御崎くんがやってきてくれて、辻村教授はだいぶ報われたのではないかなと思いました。

切なかったけれど読んだあと優しいきもちになれました。

後半は有川くんと御崎くんの甘いお話でした。全体的に甘いです。角砂糖吐きそうなくらい甘かったです。あまあまな話大好物なので萌え悶えました。
えっちシーンも甘かったです。
あと、御崎くんの女装姿かわいかったです。ごちそうさまでしたー!
幸せそうな2人が見れて本当に良かったです。末長くお幸せに!

花のみぞ知るシリーズ読んだ方は絶対読むべき1冊だと思います…!

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鮫島くんと笹原くん/腰乃
◎あらすじ

大学の同級生でバイト先も一緒の友人・鮫島くんに告白され、足の指まで舐められた笹原くん。スルーを決め込めばちゃんと自覚しろなんて強気で攻められ、受け入れようとすればヘタレで逃げ出す鮫島くんに、もう笹原くんはイライラドキドキムラムラ……!?

ドタバタな2人が賑やかに贈るハッピーラブコメディ、cabの人気連載作が待望のコミックスになって登場!


◎感想 ※ネタバレ注意

腰乃先生の作品読むのは、これで3冊目になります。
いやぁ〜今回も楽しく読めました!
腰乃さんの作品はコミカルで読んでいて楽しいです!でも萌え悶えるってことは少ないんですよね…お話はすごい好きなんですけれども。絵が原因なのかな…?

この作品は大学生の同級生の鮫島くんと笹原くんの物語になっております。表紙をみて分かるように2人のバイト先はコンビニです。
まるまる1冊鮫島くんと笹原くんのカップリングのお話です。

鮫島くん(告白したほう)が攻めで笹原くん(告白されたほう)が受けなのですが、鮫島くんがあまりにもヘタレなため、中盤からリバっぽくなります。
典型的なヘタレ(童貞)攻め×男前受けのカップリングですねー。
ヘタレ攻め男前受けは普段読んだことないジャンルだったので、新鮮でした。

鮫島くん、告白したあとから急にヘタレになっちゃってびっくりでした…
いざ思いを伝えると恥ずかしくなって自ら立てた恋愛フラグをへし折り、こいつはどこまでヘタレなんだよーー!って思いました。いやでもそのヘタレっぷり…良かったです。
あと、鮫島くんの分身(?)であるサメのイラストがかわいかったです。
笹原くんは受けなのにすごい男前でした。本当に受けなの?って思いましたが、えっちのとき入れられる側()なので受けですね…
個人的に笹原くんの弟が好きです。眼鏡っこ大好き。笹原くんの弟の話でスピンオフ作品できますよきっと。

それと、読んでいてこはかなりリアリティーのある作品だなと感じました。ほも=ファンタジーと捉えられがちですが、このお話に出てくる鮫島くんも笹原くんも特に美形というわけでもなく(?)どこにでもいる大学生で、おまけにノンケです。
ノンケがホモになっていく様子は見ていて楽しいです。美味しい。そしてリアル。

えっちシーンもリアルでした。アングルがかなりえろかった…えろに耐性のある方は大丈夫だと思いますが、苦手な方は要注意です。

この方の作品は好き嫌いが分かれると思いますが、気になった方は一度手にとってみてはいかがでしょうか…?

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